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財団法人天野博物館

 天野博物館友の会会員の皆さまへご挨拶

 

  会員の皆様、いかがお過ごしでいらっしゃいますでしょうか。

日本では3月の東日本大震災以降、復旧作業、原子力発電所施設に関する問題、又猛暑の日が続く中、節電のための工夫をされていると聞き、皆様のご苦労はいかばかりかと案じております。当地ペルーは冬に入り、今年はいくらか例年よりも少し寒く感じられ、早く太陽が顔を覗かせる暖かい春にならないかと、日々心待ちにしている毎日でございます。

 今年はマチュピチュが発見され、その存在が世界に伝えられてから、ちょうど100年をむかえます。この機会を利用して、この度917日より愛知県犬山市にある野外民族博物館リトルワールドにおいて、『謎のアンデス文明5000年 - 時空を超えたモノ語り -』と題し、弊館のコレクションを中心とする展覧会が開催されることが決まりました。今年に入り館員一同、修復作業など、毎日準備に忙しくしております。前回弊館のコレクションを使って日本で行われた展覧会は1989年ですので、実に22年ぶりに弊館のコレクションが日本に渡ることになります。今回の展覧会では弊館が中心となって発掘調査を行ったラス・シクラス遺跡の遺物を始め、大貫先生が中心となり東京大学考古学調査団が発掘されたクントゥルワシ遺跡の黄金、またチャビン文化からインカ時代まので土器や織物が展示されます。また日本で展覧会に参加できますことを、とても嬉しく思っております。一人でも多くの日本皆さまにご覧いただき、アンデス文明の素晴らしさを感じて頂ければと存じます。

 昨年は、豪雨による土砂災害でマチュピチュへの交通が遮断されため、ペルーへの観光客数が大幅に減っておりましたが、今年は例年ほどに戻りつつあるようで、夏休みに入り日本からも多くの方々がお越しになっています。震災後の復興活動や原子力発電所など様々な問題があるなかで、遠く日本から弊館へ足を運んでくださる方々がいらっしゃることをとても嬉しく、有難く思っております。

  いつも皆さまからの温かいご支援を頂き、心より感謝申し上げます。

  皆さまの一層のご健勝とご活躍を、ペルーよりお祈り申し上げます。

  

2011817

 財団法人 天野博物館

館長 天野美代子